嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

やっぱり、このゴミ収集できません(2020)

お笑い芸人マシンガンズ滝沢さんによる著書「このゴミシリーズ(勝手に命名)」第二弾。内容は前作同様、清掃員あるあるやゴミから分析するお金持ちとそうではない人の違いなどについて書かれている。 心に残ったシーンをいくつか。 (略)僕がこう考えるず…

愛と憎しみ 奇跡の老々介護(2017)

息子、阿井渉介、七一歳、母、百歳。 仕事、趣味に明け暮れ、家事経験無しのザ・昭和男の介護記。 母親の下の世話さえ苦痛ではなかったと言い切る著者がそう思えたのは小説家の肩書の元、時間と金銭面の余裕があったからだろう。 介護、家事が未経験ながらも…

介護現場ですぐに役立つ!タイプ別でよくわかる認知症ケア(2017)

※メモ 認知症のBPSD(周辺症状)には種類が多い。そこで役立つのが3期分類。京浜病院ではアルツハイマー型認知症の周辺症状は3つに分類できることを発見した。 ●混乱期 自分の置かれている状況が理解できず、ストレスで興奮している状態。周りが全て敵に見え…

もう限界!!腰を傷めずラクにできる介護術(2012)

ちょっと読んだ。 続きは涼しくなってから。

介護職のための困りごと&お悩み解決ハンドブック(2017)

ぱらぱらとめくって見たら、とある質問を質問で返していて疑問を持った。しかも、若干逆ギレ気味だったので読む気力が萎えてしまった。困っている人には優しくしようぜ?

45の困った!事例に学ぶ 高齢者住宅職場トラブル対応術(2013)

途中まで読んで、今は休憩中。 休憩がいつ終わるかは不明。

「母親に、死んでほしい」介護殺人・当事者たちの告白(2017)

今、介護の真っただ中にいる人にも話を聞いた。その男性は、認知症の母親が倒れた際、救急車を呼ぶのをためらってしまったことがある、と強く後悔していた。それでも、介護殺人を犯した人に対して、こう言うのだ。「介護終わりましたね、終わったんですねと…

認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 5000人診てわかったほんとうの話(2020)

※患者、暴力などの単語は著者が「レッテルを貼った瞬間理由を考えなくなる」などの理由から避けているが、言うまでもなく著者と私は別の人間なので気にせず書く。 著者はのぞみメモリークリニック院長。5000人の認知症患者を診た経験から認知症の実態や事実…

告白します、僕は多くの認知症患者を殺しました。(2017)

医療界の不都合な事実と向き合い、コウノメソッドと出会った医師と認知症患者とその家族の物語。 コウノメソッドとは医学博士であり認知症専門医である河野和彦によって開発された対象治療を指す。患者の症状を事細かく観察した上で薬や点滴を行うので、診断…

社会脳からみた認知症 微候を見抜き、重症化をくい止める(2014)

(略)人物評価のための脳の領域は諸外国の研究間で微妙に異なっており、これは人物評価が、国や民族、歴史や文化、宗教などによって異なることを反映したものと考えられています。生きている社会の違いによって脳の働き方にも違いがあることを示唆する結果…

病気の基本から予防法、最新治療まで 認知症とその治療法がよくわかる本(2021)

著者の「レビー小体型認知症の特徴的な症状の1つ、幻視症状が座敷わらしに関係しているのではないか?」という主張が面白かった。 現代社会と違い、昔は、夜は闇深く、電気なんて便利なもんはないので、昼でも室内は薄暗かったはずだ。幻視は壁にかけてある…

できることを取り戻す 魔法の介護(2017)

安全最優先の介護現場では「ヒヤリハット」の報告が必要不可欠となっている。そんな中たった1人、利用者の笑顔を報告する職員がいた。笑顔を見つけることで利用者のやりたいこと、得意なことの発見に繋がり、職員にも笑顔が連鎖した。 利用者のやりたいこと…

からだの無意識の治療力 身体は不調を治す力を知っている(2019)

精神病を治療するのに精神のアプローチだけでなく、体からもアプローチしようよという内容。著者曰く、文明が進み、体を置き去りにした結果、起こったのは精神病の多発ではないか? この主張に納得したのは自分が不安障害持ちだからだ。不安障害とは不安や恐…

介護現場のクレーム・トラブル対応マニュアル(2018)

タイトル通り、介護現場で起こるクレームやトラブル対応について書かれた本。 自分は人間、誰でもミスはするもんだと思っているのだが、この本を読む限り、ミス=死を意味するようだ(大袈裟)。介護職は命を預かる仕事なのでちょっとしたミスが命取りになる…

不安の病(2009)

年を食ってから気付いたのだが、私は因果関係が大好きだ。因果関係を解説している本はのめり込むように読んでしまうし、その法則が当てはまるものを見つけると興奮を通り越してエクスタシーを感じる。 というのは言い過ぎた。 自然も人間も経済も何もかも因…

不幸な認知症 幸せな認知症(2014)

ボケたら困る、ボケないようにしよう、と思っていますか? ボケたっていいではないですか。 認知症は早期発見で治る病気でもなく、予防もできません。 90歳になれば6割は認知症です。 だったら病気を恐れず、 それまで楽しく暮らすほうがいいのではないでし…

はじめての認知治療(2011)

いつも思うのだが、健康的な精神状態ってどんな感じなんだろう? 自分は物心ついた時から不安と共にあり、今日まで不安障害のエリート道を突っ走ってきた。ゆえに健康な精神状態が分からない。ほぼ毎日ぐっすり眠れて、目覚めスッキリ、悩みがあっても寝れば…

はじめての森田療法(2016)

神経衰弱(現在の神経症)を患った経験を持つ精神科医、森田正馬(1874-1938)により生み出された日本独自の精神療法「森田療法」について書かれた本。 精神疾患となった原因を解明し、アプローチしていく西欧の治療法と違い、森田療法は目の前のことに集中…

あなたの家族が心の病になったとき まわりの人はどう接したらよいのか?(2009)

家族が統合失調症、鬱病などの精神疾患にかかった時、どうすればよいか書かれた本。寄り添いが最優先されているわりに病気の知識が浅く、痒い所に手が届かない(個人的に寄り添いは知識があってこそと考えているため)。 自分は生まれながらの不安障害でスト…

認知症 いま本当に知りたい101(2017)

※ほんとのメモなので間違っている箇所があるかも。 薬は体のどこかに作用するから副作用がある。副作用がない薬は効果がない。 認知症は病名ではなく、症状(状態)のこと。 認知症は脳細胞が傷付き、死滅するので治療法はない。85歳以上で30パーセント近く…

すぐにもらえるお金と使えるサービス(2021)

状況別に使える社会保障を教えてくれる本。 甘ったれ上等で感情のままに書く。 社会保障は本当に困っている人を救えているか? この本を読みながら知らん社会保障がわんさか出てきて「この制度を知ってれば!!」と地団駄を踏みまくった。数が多いのはそれだ…

共感障害「話が通じない」の正体(2019)

終始バタバタ、がに股で乱暴に歩き回る音が聞こえてくる本だった。 「最近、ネットが普及して直接的なふれあいが減って、共感能力が低い人が増えたような気がするよね」な内容だと思っていたら、自閉スペクトラム※による自閉スペクトラム本だった(偏見すま…