嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

あなたの家族が心の病になったとき まわりの人はどう接したらよいのか?(2009)

 家族が統合失調症鬱病などの精神疾患にかかった時、どうすればよいか書かれた本。寄り添いが最優先されているわりに病気の知識が浅く、痒い所に手が届かない(個人的に寄り添いは知識があってこそと考えているため)。

 自分は生まれながらの不安障害でストレスからちょっとしたことで癇癪を起し、ハイジよろしく夢遊病を発動、場面緘黙となり学校では格好のいじめの対象に、その後は流れるように不登校、引きこもりになった。親からすればめちゃくちゃ育てにくい子供だったと思う。まあ、こっちはこっちで365日24時間不安で余裕がないのに「なんで、みんなと同じようにでけへんねん!」と親に怒られ大変だったのだが。とにかくお互い必死過ぎて相手が見えていなかった。

 過去は変えられないが、親に精神病の知識が、いや、なくても…とここまで書いていて気付いたのだが、子供の頃の私、明らかにおかしいな?なんで両親は病院へ連れていかなかったんだろう?親特有の「我が子に限ってバイアス」か?教えて、おじいさん(夢遊病繋がり)。

 真相はともかく「知識は周りや自分を守る強い武器になりますよ」ということを書きたかった(強引に締めた)。

 そうそう、この本でボーダーラインなる精神病を知った。ネットでよく見るタイプで、みんな病んでいるのだなあ、だからYouTubeやヤフーなんかのコメント欄は読んでいてしんどいのだなあと妙に納得。生きづらさを感じたら病院へ。しんどい思いをするのは俺で終わりにしてくれ。

ボーダーライン(境界性パーソナリティー障害)とは

物事、人を善悪でしか考えられない。見捨てられることへの不安が強く、相手に近づくため様々な要求を繰り返し、時に攻撃、リストカットなどを行う。気に入った相手を理想化し、枠からはみ出ると激しく攻撃する。

相手に近づきたいが近づけないため「ハリネズミのジレンマ」と呼ばれることもある。仮説ではあるが生来攻撃的で我慢できにくい性質を持っている人が発症する。また家庭環境などが影響することもある。

※本を参考にした、まとめ