嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

病気の基本から予防法、最新治療まで 認知症とその治療法がよくわかる本(2021)

 著者の「レビー小体型認知症の特徴的な症状の1つ、幻視症状が座敷わらしに関係しているのではないか?」という主張が面白かった。

 現代社会と違い、昔は、夜は闇深く、電気なんて便利なもんはないので、昼でも室内は薄暗かったはずだ。幻視は壁にかけてある洋服や部屋のシミが人に見えたりするので、見間違え放題である(?)。

 さらに面白い事実を発見した。ウィキペディア先生曰く、座敷わらしは主に岩手県で目撃されている妖怪らしい。理由は以下の通り。

佐々木喜善は座敷童子のことを、圧殺されて家の中に埋葬された子供の霊ではないかと述べている[14]。東北地方では間引きを「臼殺(うすごろ)」といって、口減らしのために間引く子を石臼の下敷きにして殺し、墓ではなく土間や台所などに埋める風習があったといい(略)

引用:ウィキペディア

 年老いた親が認知症になり、過去に殺害した子供の幻を見たものが座敷わらし。不謹慎だが面白い考察だ。でも、その後栄えるのは何故なのだ…?罪悪感から商売に精を出した、とか…?