嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!(2006)

不安障害を発症し、脳の処理機能が低下した結果、本が読めなくなった。最近になってようやく読めるようになってきて、連日大食い選手の如く、本を読みあさっている。 数うちゃ当たる。 当然合う合わん、おもろいおもろくないはあるもので、そんな本でもいっ…

精神疾患・メンタルヘルス ガイドブック DSM-5から生活指針まで(2016)

自閉症からパラフィリア(性的倒錯)までありとあらゆる精神疾患の症状などを書いている、いわゆる一覧本(造語)。全体的に内容がざっくりしているので治療法や深い知識を得たい人には向いていない。 以下、私が患っている全般性不安障害のリスク因子。 リ…

壊れた脳と生きる 高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援(2021)

高機能障害の鈴木大介さんと神経内科専門医、鈴木匡子(きょうこ)先生の対談本。 自分は不安障害を患っているが高次脳機能障害と似ている点が多いなと感じた。高次脳機能障害は脳が傷付いたことで、不安障害は不安によって脳の容量が減り、注意障害、セット…

脳が壊れた(2016)

ルポライター鈴木大介さんを以前から存じ上げていた。名前は忘れてしまったがウェブ上で「お妻様」のことを書いている記事を読んだのがきっかけだったと思う。非常に個性的な発達障害者である「お妻様」と高次脳機能障害を持つ鈴木さんの生活は一般の家庭で…

少年A 矯正2500日 全記録(2004)

本書は1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人、少年Aの矯正の日々を追ったノンフィクションである。あまりに有名な、そしてショッキングな事件なので、あえて詳細は書かない。 矯正の日々が淡々と描かれ、精神を削られる内容ではない。しかし私はもう2度…

「原因と結果」の経済学(2017)

実際の研究データを用いながら、因果関係と相関関係について解説した本。 最低賃金を上げても雇用は減らない、高齢者の医療費自己負担を上げても死亡率は変わらない、テレビを見ない子供より、見る子供の方が学力はいい、認可保育所の数が増えても母親の就業…

よくわかる社会不安障害(2012)

社会不安障害は不安障害の1つで、いわゆるあがり症である。 俺が抱えているのは「全般性不安障害」。これといった対象はないにもかかわらず、不安や心配が長時間続き、生活に支障が出る精神病だ。 いうなれば不安障害の欲張りセット。 正直こんなとこまで欲…

社会不安障害がよくわかる本(2017)

パラパラとページをめくりはした。

蔡英文の台湾 中国と向き合う女性総統(2016)

同じ島国として色々参考になりそうだと思い、手に取りました。 読みます、必ず。

ある日わが子がモンスターになっていた 西鉄バスジャック犯の深層(2014)

本書は2000年に起きた当時17歳の少年によるバスジャック事件の事件前後、その後を記録したノンフィクションである。 読みながら、読み終えた後も怖い、悲惨だ、そんな当たり前の感情より先に難しいが湧いてきた。過干渉の母、人生の不満を孫にぶつける祖母、…

やめたいのに、やめられない 強迫性障害は自分で治せる(2013)

私は不安障害者だ。精神病が広く知られるようになった現在、聞き覚えくらいはあるかもしれない。不安障害は不安に支配され、生活に支障が出る精神病である。不安障害も強迫性障害と同じようなものだろうと認識していた私に本書は見事なカウンターを食らわせ…

依存症がわかる本 防ぐ、回復を促すためにできること(2021)

zzz

このゴミは収集できません(2018)

「面倒くせえ!面倒くせえ!マックス面倒くせえ!!」の切れ芸でお馴染み、お笑い芸人マシンガンズ滝沢さんの本である。子供が出来たことをきっかけに清掃員として働き始め、その日々を面白おかしく描く。 この本を読んだ後、きっとあなたはちょっとだけ、本…

日本人は「国際感覚」なんてゴミ箱へ捨てろ!(2017)

過激なタイトルである。内容も過激かと思いきや、ジャパンファーストを推奨する極々当たり前なことが書かれていて拍子抜けした。首をかしげる主張もあったが、人間なのだから意見が違って当たり前である。むしろ完全に一致の方が怖い。日本を愛するが故か、…

貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシック・インカムか(2009)

自分は失われた30年を詳しく知らなかったが、本書を読み、過去30年に政府が取った政策は見事なまでの失敗であり、日本が貧困に陥るのは必然であったのだなと絶望した。人口減少、自殺率、社会保障の増加など挙げ始めればキリがないが、日本は淡々と崩壊の道…

「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質(2016)

小難しいタイトルであるが簡単に内容を説明すると「戦争には経済がものを言うよね~(はるな愛)」。経済力だけでなく地政学から見る戦争も解説されており、個人的にはこちらの方が興味深かった。地政学の基礎を築いたマッキンダー(イギリスの地理学者兼政…

揺れる移民大国フランス 難民政策を欧州の未来(2016)

フランスの知識がベルサイユのばらで止まっている自分にとって衝撃的な内容であった。まず驚いたのはフランスが移民難民の受け入れの多さから「世界の隠れ家」と呼ばれている事実である。次に驚いたのは「フランス人、3代前はみな移民」の精神からくる移民難…

1冊でわかる!アフリカ経済 押さえておくべき54ヵ国のすべて(2014)

アフリカは豊富な資源、飛躍的な経済成長率、輝かしい道を歩む一方、紛争、貧困など、国によって貧富の差が激しい土地である。 著者曰く、アフリカはビジネスの新境地として世界の注目の的であるという。ビジネス限らず、向上心は悪いことではないが、人間の…

あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣(2021)

著者はフリーランスの国際協力師として日本だけでなく、世界の問題をYouTubeやブログなどで取り上げ、精力的に活動している。以前から著者のYouTubeチャンネルを拝見しており、この本を手に取ったきっかけもYouTubeであった。購入するか否か迷っている人は一…

9割の人間は行動経済学のカモである 非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす(2014)

人間は無意識のうちに非合理な行動をとってしまう。その理由や仕組みを知ることによって、自分にとってのベストな判断を選ぶことができるからだ。 引用:9割の人間は行動経済学のカモである 非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす ソーシャルゲーム、AKB…

これってホントにエコなの?(2021)

食事から性生活まで人間の生活がいかに環境負荷になっているかが書かれている本。全200ページ以上にもわたり環境負荷と軽減方法、時折つまらない冗談が記されている。エコ入門編に丁度良いが、いかんせん文字が小さいので購入の際は注意されたし。エコをうた…

移住者が暮らしやすい社会に変えていく30の方法(2012)

タイトル通り、移住者に寄り添う社会を提案する内容であるが、個人的に偏った意見が多いと感じた。この本の根っこにあるのは外国人移住者への偏見の払拭、日本人との仲を取り持ちたい気持ちであると思う。 しかし、これは私の感性の問題かもしれないが、明ら…