嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

不幸な認知症 幸せな認知症(2014)

ボケたら困る、ボケないようにしよう、と思っていますか?

ボケたっていいではないですか。

認知症は早期発見で治る病気でもなく、予防もできません。

90歳になれば6割は認知症です。

だったら病気を恐れず、

それまで楽しく暮らすほうがいいのではないでしょうか。

引用:不幸な認知症 幸せな認知症

 認知症を告知された人、家族、介護職などに向けて書かれた本。

 とにかく認知症患者に寄り添い、楽しく生活してもらう。困った言動も背景があり、原因を取り除き、張り合いある生活を送れば、解決するケースが多いと著者は説く。

 接する時は「指摘しない、議論しない、怒らない」。

いつも心の中では家族にたくさん感謝しているのに、素直にそう言えないのは、ご家族の対応も関係しますよね。

もっと尊敬の念を持ってくれたら、

やさしく接してくれたら、

「ありがとう、いつもお世話になっているね」と

あなたは言いたいのではないでしょうか。

引用:不幸な認知症 幸せな認知症

 これが認知症に関わる人達の基本的な精神?

 こんなに優しい人が近くにいたら私、いや、多くの人の人生が変わっただろうに。犯罪、いや、戦争だってなくせるだろうに。

 認知症に関わる方々は仏か何かです?