嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-06-14から1日間の記事一覧

不安の病(2009)

年を食ってから気付いたのだが、私は因果関係が大好きだ。因果関係を解説している本はのめり込むように読んでしまうし、その法則が当てはまるものを見つけると興奮を通り越してエクスタシーを感じる。 というのは言い過ぎた。 自然も人間も経済も何もかも因…

不幸な認知症 幸せな認知症(2014)

ボケたら困る、ボケないようにしよう、と思っていますか? ボケたっていいではないですか。 認知症は早期発見で治る病気でもなく、予防もできません。 90歳になれば6割は認知症です。 だったら病気を恐れず、 それまで楽しく暮らすほうがいいのではないでし…

はじめての認知治療(2011)

いつも思うのだが、健康的な精神状態ってどんな感じなんだろう? 自分は物心ついた時から不安と共にあり、今日まで不安障害のエリート道を突っ走ってきた。ゆえに健康な精神状態が分からない。ほぼ毎日ぐっすり眠れて、目覚めスッキリ、悩みがあっても寝れば…

はじめての森田療法(2016)

神経衰弱(現在の神経症)を患った経験を持つ精神科医、森田正馬(1874-1938)により生み出された日本独自の精神療法「森田療法」について書かれた本。 精神疾患となった原因を解明し、アプローチしていく西欧の治療法と違い、森田療法は目の前のことに集中…

あなたの家族が心の病になったとき まわりの人はどう接したらよいのか?(2009)

家族が統合失調症、鬱病などの精神疾患にかかった時、どうすればよいか書かれた本。寄り添いが最優先されているわりに病気の知識が浅く、痒い所に手が届かない(個人的に寄り添いは知識があってこそと考えているため)。 自分は生まれながらの不安障害でスト…