認知症 いま本当に知りたい101(2017)
※ほんとのメモなので間違っている箇所があるかも。
薬は体のどこかに作用するから副作用がある。副作用がない薬は効果がない。
認知症は病名ではなく、症状(状態)のこと。
認知症は脳細胞が傷付き、死滅するので治療法はない。85歳以上で30パーセント近く発症し、誰でも発症する可能性がある。
若年性認知症は64歳以下の発症を指す。高齢者より進行が早い。体が元気な分、介護が大変である。
認知症中核症状
記憶障害、見当識、判断・実行機能、失語・失認・失行、病識欠如
●脳神経変性疾患
何のきっかけもなく脳内に異常物質が溜まり、神経細胞が死滅していく。アルツハイマー、レビー小体など。
きっかけがなく、防ぎようがない。記憶力などが低下。発症20年前くらいから老人班が出現。発症10年くらい前から神経原繊維変化が起り始める。老人班がある場所が委縮してしまう。この仮説が正しければ、アルツハイマーが防げるかも?
女性の方が発症しやすいのは長生きであるため。女性ホルモンは脳の神経細胞をストレスから守る。閉経すると女性ホルモンが減り、脳神経が傷付きやすくなる。女性ホルモンを充填しても効果はない。ちなみにコラーゲンなどは皮膚に塗っても意味がない。皮膚は菌などの侵入を防ぐ機能が高いためである。
●脳血管性認知症
脳の血管が破裂し、酸素と栄養が脳に届かず、認知症となる。ダメージ部位により、認知症にならないこともある。海馬周辺にダメージを受けると記憶障害などが起る。
男性の方が発症しやすいのは女性に比べ、平均的に血圧、飲酒率、喫煙率が高いからである。
レビー小体が大脳を中心に出現。原因不明のまま神経細胞を攻撃、認知症となる。
初期段階で幻視が出現、他にも記憶力低下などの症状が出る。原因不明であるが男性に多い。
レビー小体症の1つ。初めにレビー小体が中脳に出現。主に体の動きに異常が出る。
●ピック症
前頭葉や側頭葉の神経細胞にピック球が出現。大脳皮質の前頭葉、側頭葉が特に委縮し、人格変化と情緒障害が現れる。ピック球が見られなくとも、似たように前頭葉、側頭葉が駄目になるケースもあり、両者を「前頭側頭型変性症」と呼ぶこともある。初期では知的機能は保たれているが、進行すると他の脳の部分にも障害が広がっていく。暴力、無関心、窃盗などが見られるため、患者及び、家族も精神的苦痛が大きい。