嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

私は頑張ってる私は素敵私は可愛い…「メンタルケア」

 頑張っている自分を褒めよう!

 ただ、それだけ。

 エンディングは1つ。遊び方は褒め言葉が書かれたボタンを押すだけ。

 自分を褒めるのは良いことだ。だから主人公は毎日自分を褒める。前向きに、執拗に、繰り返し、自分を褒める。

 作り手さんのホームページに「どういったことをこの作品は表現しているのか、自分で考察すると楽しい」と書かれていた。

 全肯定、ポジティブ思考はメンタルケア、人生を楽しく生きるための方法なのだろうか?それは本当に自分を癒やす行為、心休まる行為になりうるのか。飽くなき幸せへの渇望、揺るぎなき理想、その思想の沼に落ちていった主人公。自分と重ねながら何事もバランスが大切なのだろうと強く思った。

メンタルケア

ジャンル:ホラー

推奨年齢:6歳以上

制作:Centipede630 Kosai / 赤狐P

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