嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

ゆかいな仏教

発行:2013年

 二人の社会学者が集結!謎多き仏教を解き明かす!

 橋爪先生、大澤先生。

 ↑これが残されていたメモ。ジャンプのあおりみたいなメモ。青春時代に読んだもんはなかなか抜けん。三つ子の魂百まで。違うか。

 とっつきやすいタイトルに反して内容はなかなかハード。これは自分が学がなさすぎるせいかもしれんが、それでもお二方の知識が広く深すぎて一緒に潜れない。

 二人がイルカならすぐ飽きられてどっか行ってしまうんだろうなあ。イルカと泳ぐ時は目を合わせるのが大事。昔テレビで観た。

 こういう無駄な知識ばっかり覚えているのは何故なのか。この能力を勉強に使っていれば、今頃東大に(略)。

 理解はほとんどできなかったし、読み終えた後フルマラソンをしたくらい疲れた。それでも面白いと思えたのはやっぱりお二人の力なんだろう。あたま、いいっていいね!(IQ3)

 全編対談方式で投げる方も打つ方もメージャーリーグばりのプレイヤー。大澤先生が仏教の疑問や違和感をばんばん投げて、橋爪先生が打ち返していく。

 何度でも書くけどお二人の知識量が半端ないので大澤先生が大谷に見えたし、橋爪先生は完全なるイチローだった(?)。

 自分は仏教に浸かりすぎて半ばのぼせてたので大澤先生の「仏教のここおかしくない?」球はハッとさせられることが多かった。

 人間の目は前についているので視野が狭くなるのは仕方ない。が、ゆえに多方面からみるって大事だなあとしみじみ。

 何をしているかは分からんがすごいのは分かる。ってのが本の感想。よう分からんかったけど。良い本でした。よう分からんけど。