いつでも、だれでも、好きなだけムーミン谷へようこそ
発行:1995年
子供の頃ムーミンのアニメを観ていた。
ムーミンの春風のような純粋さ、スナフキンの哀愁、ムーミンママのさりげない優しさ…。
そういったものは全く記憶に残っていない。
長く愛される名作が何一つ血肉になっていない悲劇。
ムーミンを読んでまたは観て、人生の教訓を学んだり、涙したり、己を反省したりする人もいるだろうに。
第一話から最終話まで観たはずなのに覚えているのは名前のみで。校内で唯一皆勤賞でテストは常に0点みたいな。
忍たまのエンディングで「お勉強ばかりか頑張ってもだめなのさ」と歌っていたが、出来なさすぎもよろしくない。さすがのジャニーさんもキャラ(?)を忘れて「お前もっと真面目にやれよっ」と怒り出すに違いない。ゆ、You…。
本当、自分は何を観ていたんだろうか?というか、ちゃんと生きてたか?お前の眼は節穴か。脳はスポンジか?
この本はムーミンのエピソードを分かりやすく嚙み砕いた本。
自分は解説ではなく、本編が読みたかったので何故中身を確認しなかったのかと己の馬鹿さ加減を悔いた。←ここまでずっと悔いてる。
管理人さーん、ちゃんと生きてますかー!あなたは生まれながらのニンニなの?ねえ(錯乱)。
解説とはいえ章ごとに本編のワンシーンが冒頭に引用されている。読んでみると瞬き厳禁!とばかりに深い言葉ラッシュ、ラデッシュで「なんでこのエピソード覚えてないん!?」と自分の感受性の低さに愕然とする。
そういえばトラウマ最終回アニメで有名なセーラームーンの最終回の記憶もあいまいだ。もちろん皆勤賞。だめだこりゃ。
かれらはいっしょにいてしあわせで互いに自由を分け合う。つまり、ひとりでいる自由であり、自分なりの考えをもつ自由であり、わかちあってよいと思うまではその考えを秘密にしておく自由である。
引用:いつでも、だれでも、好きなだけムーミン谷へようこそ
ムーミン一家について語った作者ヤンソンの言葉。作品内だけでなくリアルでも名言を放ってしまうヤンソン氏。
人の秘密は全て暴きたい系チャイルドだった自分、みてるー?鼻ほじってないでムーミン全話頭に叩き込め!頼むよほんと。