嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

図説古事記(2008)

 スサノオの蛮行を容認、引きこもりなど徹底して直接手を下さなかった、アマテラス。大国主が出雲にて国造りを始めた途端、別人のように積極的な関与を始める。「あの国は我が子が治めるのがふさわしい」と言って。

 週間漫画にありがちな、強引な展開。「アマテラスは天皇の祖」の設定を守ろうとした結果である…らしい。全くもって意味不明なスサノオの蛮行はアマテラス(天皇)が日本を治める正当な理由付けの1つなのだろうか?

 興味深かったのは古語を含む日本語を漢字で書く苦心がこの時代にあったこと、古事記誕生以前各氏族が自分達に有利な歴史書を作っていたらしい点だ。

 メモはここで終わっている…。