嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-07-22から1日間の記事一覧

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福(2016)

宗教、お金、国境、政治…。 世界は妄想でできている。

嫁いでみてわかった!神社のひみつ(2016)

著者は東京育ちのライター。そんな彼女が二千年の歴史を持つ、大阪の神社へ嫁いだ。その日々を綴ったエッセイ本。 面白かったのは結婚が決まり、関西へ嫁ぐと知った彼女の地元埼玉と東京の友達の発言だ。 「大阪? お好み焼きやタコ焼きをおかずに飯を食うよ…

神話に隠されている日本創世の真実(2005)

太陽神を祀る巫女アマテラスが何故太陽神となったのか、国譲り神話の真相、神と鬼は表裏一体、日本神話に隠された真実を解き明かす!な1冊。 日本神話は1度読んだきりで、「侵略の正当性を訴えるための物語なのだろうなあ」と退屈だったのを覚えている。 本…

しずく(2010)

どれだけの人が共感してくれるか分からないが、私は西加奈子が怖い。 彼女自体はあっけらかんとして、とにかく明るい西と呼びたくなるほど、太陽のごとく底抜けに明るい人物だ。文章も同様、軽快で読みやすく明るい。普通どんなに明るい人間でも影の部分はあ…

やっぱし板谷バカ三代(2011)

「板谷バカ三代」の第2弾。 8年前の『板谷バカ三代』は、ケンちゃんやセージたちに己のバカさ加減を思い知ってもらうために書いた。そして、今回の本は、オレがオフクロの死を乗り越えるために書いたのだ。 引用:やっぱし板谷バカ三代 今回板谷家を襲うのは…

恐山 死者のいる場所(2012)

恐山を管理する菩提寺の代理住職、南直哉(みなみ じきさい)氏による本。外ではなく中にいる人間として、恐山とは何か、何故人々は集まるのかなどを書いている。 死者に会うため、恐山にやってくる人々は切実だ。死者の存在、自殺者の魂の救援など、常識や…