嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

ブッダが教える「生きる力」の育て方 子どもとできるマインドフルネス瞑想(2015)

 感情は5分10分しか続かない。

 半信半疑だったがようく観察してみると本当に長く続かなかった。長引く場合は1度切れて、また湧き上がってくる。幽霊の正体見たり枯れ尾花。

 自分の1日の心の動きを見ていると、よくもまあここまで常に騒がしく動いてるものだと呆れてしまう。落ち着きの無さは幼稚園児レベル。意識が落ち着かないということは、体に気が回らないわけで。通りで忘れ物が多く、体に生傷が耐えないわけだ。

 ここ数日、本の指示に従い、体から意識が離れそうになると瞑想でそれを食い止めようとやっきになっている。こんなに体に、今に集中するのが難しいなんて。幽霊の正体見たり枯れ尾花(2回目)。

 この本に繰り返し書かれているのは慈悲。あの手この手で相手を理解するための方法が書かれている。しつこいくらい繰り返さないと人間、慈悲が身につかないのだろう。

 本曰く「慈悲は理解」。

 全く同意。事情が分かれば、相手を悪く言えないもんな。

ブッダが教える「生きる力」の育て方 子どもとできるマインドフルネス瞑想

著者:ティック・ナット・ハン

訳:磯崎ひとみ

発行:2015

本体価格:2300円+税