嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

逃げ=死「記憶の丘01」

お前は復讐者だ。

 重く雰囲気たっぷりの独白から始まる、殺し屋少年の物語。記憶喪失の少年シンは謎の男タガヤに殺し屋として育てられる。その教育方法は問答無用の徹底した暴力だった。

 辛い。とにかく辛い。殺し屋がぬくぬくした環境で育つとは思わないが、終始繰り返されるシンへの暴力描写は妙に生々しく、気が滅入る。

 タガヤは何者で、シンを殺し屋にするよう依頼したのは誰なのか。伏線だらけの第1章。続きは気になるが、厳しすぎるタガヤの教育に私は耐えられるのか。

記憶の丘01

ジャンル:ノベル

推奨年齢:15歳以上

制作:Re:1s

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