嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

阿刀田高の楽しい古事記(2000)

 古事記聖地巡礼の様子を綴ったエッセイ本。現代訳の古事記聖地巡礼の様子が交互に語られながら進行する。

 タイトルにもある通り「楽しい古事記」が出発点で、著者のジョークと癖のない文体は非常に読みやすい。

 古事記における弟優遇は記紀の編纂を始めた天武天皇が弟だったため、御幣は布だったなど、個人的に豆知識がいっとう面白く感じた。