図説フロイト 精神の考古学者
発行:1998年
フロイトについて少々知識があった。
夢をやたら性に結び付ける永遠の思春期。それが原因で友人と袂を分けたり、女性心理学者に強い反感を持たれたりネガティブなイメージしかない。
フロイトからすれば無意識に作り出される夢は精神病の原因を突き止める格好の材料なのだろう。が、なんでもかんでも性に結びつけるのは素人でも不信感が湧く。
写真を見る限り、鋭い視線をこちらに向けて「俺はすげー心理学者だぜっ」って感じなのだが(実際はただの写真嫌い)頭の中はスケベばかり…。この心理学者…スケベすぎる…!(ゴールデンカムイ)
自分用メモだからと好き勝手書いたがその筋の人が聞いたら全力で燃やしにきそうそうだな。エロくとも偉人(違う)。
でもあまり心配していないのは死にゆく媒体ナンバーワンのブログで書いていること、ネット上位を占めるのは「いかがでしたか?」ブログばかりという事実があるからであります。
この本はフロイトの研究内容より、フロイト自身に迫ったものでピンクな誤解が解けるかなあと思ったのだけどもそうでもなかった。フロイトは禁欲的な人物で…の一文で「フロイト永遠の思春期説」が説から確信へと変わった。
人間は欲を抑えれば抑えるほど、禁止されている対象への興味が強くなる。心理学者じゃなくても分かる。
エロは駄目だ、エロはだめだ、えろはダメだ…。
フロイト=エロンゲリオン。
エロさのないド真面目な部分は当然あるのだが一回強烈なイメージがつくと駄目ですね。こうなるとフロイトがスケベなのか、自分がスケベなのか分からなくなってくる。そもそもなんでここまでフロイトとエロを混ぜたがるのか。
これが…あの…シンクロ率…?
印象的だったのはフロイトがヒステリーかなんかの講義に出席したエピソード。患者を呼んでヒステリーを観察、研究する真面目な講義。が、何故か毎回患者は美女。精神的発作に苦しむ美女、それを取り囲む無数の男達…。
フロイト先生が顔を真っ赤にして飛びあがっているのがリアルに想像できた。オータニがホームランを打った時のおじさんばりの興奮とガッツポーズ。講義内容が頭に入らなかったのは請け合い。
人の心を研究しながらご自身のエロ心に気付いていた…とは思い難い。禁欲的で大真面目なフロイト先生のこと。自身のエロに気付いたら自宅にある本を片っ端から破くんじゃなかろうか。
「けっ、けがらわしいっ!!」
無意識に丸出しにした下半身、本の穴に…デジャブ。
あ、姉畑先生!!(ゴールデンカムイにドはまり中)