嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-08-22から1日間の記事一覧

サイボーグ009(1964〜)

009は読むたびに石ノ森先生の膨大な知識量、繊細な描写力に驚かされる。ストーリーの面白さは言うまでもなく。 009は歳を重ねるごとに泣く場面が増えていく。今年はジョーの名言「あとは勇気だけだ」が追加された。さて、来年はどこで泣くのか。 歳を食って…

戦争プロパガンダ10の法則(2002)

「われわれは戦争をしたくない」 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」 「われわれの受けた被害は小さく、敵に…

日本人の〈原罪〉(2009)

日本人の心を日本神話や風土記などで読み解く本。 フロイト曰く神話は「諸国民全体の願望空想の歪曲された残滓、若い人類の現世的な夢」であり「自分の好きな童話の記憶が自分自身の幼年時代の記憶に代わってしまっている人々がいる」らしい。 昔話の登場人…