嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

ひ弱でも筋肉がほしい

novelgame.jp

 主人公の町夜(まちよ)は昔から体が弱く、運動が苦手だった。ひ弱な自分を変えるため、町夜はトレーニングジム(レインボージム)に通うことを決める。

 薬を決めてんのかと勘違いするほど、ハイテンションなジム店長。店長いわく、普通に筋トレをして、見た目に変化が表れるのは約六ヶ月と言われているところ、レインボージムなら一週間でムッキムキになれる、らしい。驚く町夜に店長は続ける。

「だが、ここで鍛えられるのは、身体の1部分のみだ。」

 嫌な予感しかしない。

 全編ギャグテイストで(というか、この設定でシリアスは面白すぎる)、テンポ良く話が進む。プレイ時間は一周、二、三分くらい。エンディングは全部で四種類。

 エンディングはどれも予想外過ぎて、消化に時間がかかった。どういう結果であれ、町夜が納得して、自分に自信を取り戻していたからいいかな、と祝福と切なさの交じる変な気持ちになった。