嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-07-26から1日間の記事一覧

ロッパ随筆 苦笑風呂(2015)

ロッパよ。孤高の、自己中の、大食漢の、文の業を背負うコメディアンよ。 あなたの子鹿が踊るような文章が好きだ。 いつか気の遠くなるほど分厚い日記に、全て目を通せる日を願う。

星の王子さま(2006)

ふとした時に読み返したくなる本がある。 星の王子さまはそんな存在だ。 と、書いたものの我が家の「星の王子さま」は行方不明。 「星に帰ったの?」なんて、気取る。

仮面の告白(1950)

久方ぶりに「仮面の告白」を読んで、三島は太宰に似ているなあと感じた。 こんなことを書くと太宰嫌いの三島はカンカンに怒るだろうが。 個人的に2人の違いは全てさらけ出しているように見えるか見えないか。 何にせよ、2人は素晴らしい文豪だ。