嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

ヤンデレお兄さんに束縛監禁されちゃうゲーム!

 内容はタイトル通り。選択肢なしの1本道ノベル。主人公の性別は決まっていない。

 物語は何の説明もなく、ヤンデレお兄さんに監禁されているところから始まる。身勝手すぎるお兄さんの言動は到底理解できない。

 しかし主人公を監禁した理由を聞いて私は心から同情した。これは多分、彼だからこそ抱える苦悩であり、実際にこんなことが出来るなら行動に起こすであろう「人」はいくらでもいるだろう。

 その後に続く、彼の断末魔に似た悲しみの吐露は心に響き、痛みさえ感じた。だが私はその後現在に続くまで彼の予想通りの思考、行動をとっている。彼を思うと罪悪感を覚えるが仕方ない、これが世の常なのだと自分に言い聞かせている。

 はっちゃけたタイトルだが色々尾を引くゲームだった。

ヤンデレお兄さんに束縛監禁されちゃうゲーム!

ジャンル:ノベルゲーム

推奨年齢:6歳以上

制作:グラシアス

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