嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

平安男子の元気な!生活(2021)

「平安女子の楽しい!生活」の続編。

 平安時代の貴族の男性は女性と同じく恋に恋をし、和歌を詠み、涙し、恨み、化けて出て…とのんびりしている印象(?)だったが、実際は早朝から働き、結婚、出世、権力争いと心身共をフル活動させていた。

 興味深かったのは日記や具注暦(書き込みカレンダー)は子孫に行事のマニュアルを伝えるためつけられていたことだ。もしかしたらこの風習が庶民へと伝わり、日本人の日記魔へと繋がっていたのかもしれない(2006年時点で日本語でのブログ投稿数は世界一)。

 平安時代のおにぎりは卵型だったとのこと。うちは何故か俵型だった。コロッケはまん丸である。母曰く「どうしてもこうなる」らしい。

平安男子の元気な!生活

発行:2021年

著者:川村裕子

本体価格:880円+税