はじめてのギリシア神話(2019)
メモφ(..)
ローマにギリシャ神話が入ってきた時、ローマの土着の神は名前が違うだけでギリシャの神々と同じ存在であるとされた。日本も同様のことが行われた。いわゆる「本地垂迹説(ほんじすいじやくせつ)」である。
神が起こした洪水から逃れるため方舟を作り、助かった男女、ゼウスに奪われた火を人間に与えたプロメテウスなど聖書と似た話が多々ある。洪水神話はシュメール人の生きた時代にすでにあったようなので様々な国の神話を元に聖書は作られたと思われる。
鍛冶職人が女作るエピソードは北欧神話にもある。時代は北欧が先。
神話は先進国を手本に作られる。
ギリシア人の考え方では、泥棒=盗みは物が移動することの一部分で、ヘルメスは盗みだけでなく、「移動」全般を監視する神とされていたのです。
引用:はじめてのギリシア神話 p78
私の周りにいる関西人は物がなくなると「どっか行った」と言う。物が移動する考えはギリシア神話が関係している(多分違う)?
これと同様に、神話の女神や女性はしばしば男にとっての願望や不安が形をとったものなのでしょう。憧れれば美しい姿となり、怖れられ、嫌悪されれば怪物の姿となるのです。
引用:はじめてのギリシア神話 p91