嗚呼、刀葉林

読んだ本とフリゲについて、書いたり書いてなかったり。

2022-09-14から1日間の記事一覧

なぜ夜に爪を切ってはいけないのか 日本の迷信に隠された知恵(2007)

夜に爪を切ると親の死に目に会えない、鼻緒が切れると不吉、節分に自分の年齢の数だけ豆を食べる訳など昔から伝わる迷信を集め、謂れや科学的根拠などを記した本。 大晦日に早く寝ると白髪が増える、女が風を引いたら首に男のふんどしを巻け、全部たいらげて…

日本の神々と仏 信仰の起源と系譜をたどる宗教民俗学(2002)

八幡様 民俗学の柳田国男は、八幡神は鍛冶の技術をもつ氏族集団の氏神だったのではないか、と仮説を立てている。 古代において鍛冶の技術は特別なもので、それをもつ氏族集団は日本全国を移動していた。かれらは移り住んだ先々で一族の氏神を祭ったと考えら…

平安男子の元気な!生活(2021)

「平安女子の楽しい!生活」の続編。 平安時代の貴族の男性は女性と同じく恋に恋をし、和歌を詠み、涙し、恨み、化けて出て…とのんびりしている印象(?)だったが、実際は早朝から働き、結婚、出世、権力争いと心身共をフル活動させていた。 興味深かったの…

山崎富栄の日記をめぐって(1948)

青空文庫の作品説明には「週刊朝日『太宰治氏情死行詩集について』の問いに対する、答え」とあり、この作品(?)だけでは内容が理解できないようだ。 グーグルで週刊朝日「太宰治氏〜」を検索したがヒットなし。 山崎富栄の日記をめぐって 初出:1948 著者…

虫の目になってみた(2016)

zzz…。 虫の目になってみた 発行:2016年 著者:海野和男 本体価格:1600円+税